以前、こちらの記事(【住民の本音】武蔵小杉って、本当に住みやすいの?)で告知した、武蔵小杉周辺の徹底解説をします。
武蔵小杉への引っ越しを予定されている方、武蔵小杉のどの辺りに住もうか悩んでいる方にとって少しでも参考になると嬉しいです。
※注意:武蔵小杉の居住歴5年の筆者が、独断と偏見で語っています。多分にブラックユーモアを交えておりますので、笑って許していただける方のみ、この先へお進みください…。
これが武蔵小杉の周辺マップだ!

はい。私の汚い手書きでスミマセン。武蔵小杉駅周りの、徒歩15分圏内まで書いています。
駅はピンク色、街のランドマークは水色、独断で区分けした居住エリアを赤字で記載しています。ツブツブが書いてある四角は、全部タワーマンションだと思って見てください。
これから左上から順番に、赤字のエリアごとに解説していきますね。
『平和』の地:元住吉方面
平和公園という、広大で緑豊かな公園を臨むエリアです。
緑豊かなのはもちろん、水路も流れていてカモがのどかに泳ぐ風景も見られる、ファミリーの住環境としては閑静で恵まれた「平和の地」です。
関東労災病院という、大きな病院もあるので妊産婦さんにとっても便利です。
この辺りはタワマンは立っておらず、低層の分譲マンションもしくは戸建てが多いです。
ただ、食料を買うとなるとグランツリーまで少し頑張って出るか、反対側のマックスバリューに行くか、という感じなので新居からのアクセスをよく確認してください。
『サポーターの飲んべえ横丁』:東急南口方面
東急武蔵小杉駅の南口方面は、飲み屋街です。正直言って、あまり綺麗ではありません。
平常時は毎日のように道端にゲ○が落ちています。最近はコロナ禍でお店も自粛しているせいか見かけないので、恐らく川崎フ○ンターレのサポーターの仕業だと思っています(ひどい偏見)。※
※悪い冗談です。マナーの良いサポーターの方が殆どだと思っております。いつも小杉にお金を落としていただき、ありがとうございます!!!
飲み屋街の裏手には警察署・郵便局・区役所などの行政施設があり、さらに奥のエリアは戸建て中心の住宅街になっています。安めの賃貸物件も多いです。
日常的に飲み屋街を経由することに、抵抗感が無い方には問題ないエリアだと思います。「新宿ゴールデン街がワイの魂の故郷なんや」という方にオススメです。
『おしゃれ』:小杉サードアベニュー周辺
飲み屋街に隣接したエリアで、最近開発が終わったばかりのスーパー綺麗なスポット「小杉サードアベニュー周辺」。
薄目で見ると、表参道に見えなくもない通り沿いには、恵比寿駅前にもある意識高い系スーパーマーケット「ビオ・セボン」を始め、
「こんな単価の高いパンを日常食として楽しめる人間だけがタワマンに住めるんやな…」と小杉内格差が身に染みるオシャレなパン屋さんなどもあり、リッチな日常を送りたいマダムにうってつけなのはもちろんのこと、
庶民の大正義・イトーヨーカドもあるので、住みやすさ抜群。
2021年6月現在、日本医科大学武蔵小杉病院の裏手は、道幅も広く整備された閑静な住宅街になっており、売り出し中の戸建てもあります。
また、日本医科大学武蔵小杉病院は、2021年9月1日より建替後のピカピカの新病院へ移転予定で、その旧病院をこれから取り壊し、その跡地が「武蔵小杉最後のタワマン」と言われている開発予定地となっています。
(武蔵小杉最後のタワマン建設については、こちらのブログが大変分かりやすいです。▶︎参照:超高層マンション・超高層ビル)
これから引っ越してくるファミリーには、個人的に非常にお奨めしたいエリアです。間違いなく、キラキラと充実した武蔵小杉ライフを送れるでしょう。
『グルメな新丸子圏』:新丸子方面
小杉サードアベニュー周辺ともエリア的には少し被りますが、日本医科大学武蔵小杉病院を挟んで多摩川方面側の、武蔵小杉駅〜新丸子駅の間のエリアは、
実力のある小さな飲食店、おしゃれなカフェ、ヘアサロンなどが多く立ち並ぶスポットです。
若いカップルが好みそうな街の雰囲気。強気に言うと中目黒っぽい。川はないけど。
賃貸物件が多いので、これから武蔵小杉で同棲を始めるという2人におすすめのエリア。
ただ、道幅が狭く、車通りもまあまあ多いので、これから小さなお子さんを育てる予定のファミリーには、育児期間中は少し生活しづらいと感じるかな…と個人的には思います。
頑張れば轟競技場にも歩いて行けるので、熱烈なサッカーファンにもおすすめです。
『風の民』:東急武蔵小杉駅〜JR武蔵小杉駅間
テレビなどでよく映る、いわゆる「武蔵小杉」のタワマン群がこの辺りです。
武蔵小杉が誇る大型商業施設「グランツリー」を中心に、周辺にタワーマンションが5〜6本ほど固まって建っています。
築年数がそれなりに経ってきているタワマンもあり、いくつか中古マンションの販売情報も出て来てはいるものの、8000万円台〜と、依然としてお高め。
中古マンションを賢く探している、高世帯収入ファミリーにおすすめです。
ただ、タワーマンションが乱立している為か日常的にビル風が強く、身の危険を感じることもしばしば…。
なので、あえて「風の民」と名付けました。「スカート命」の女性は、あまりの風の強さに生きていけないでしょう。
一方、この辺りは開発し終わっているエリアなので、今後、長いこと風景が変わらないだろうという安心感のあるエリアでもあります。
ただ、2020年の台風19号で水害に遭ったタワマンもあるので、ハザードマップは確認しておきましょう。
『魔界』:JR武蔵小杉駅〜向河原駅間
JR武蔵小杉駅と南武線向河原駅の間に位置する住宅街は、心の優しい人だけが住める『魔界』です。つまり、お勧めしません。
それは、なぜか。JR武蔵小杉駅沿線の「御幸踏切」という、有名な「開かずの踏切」を通らないと駅に辿り着けないからです。
御幸踏切は、15分〜30分ほど開かないことは日常茶飯事です。
踏切を超えるための高架線もありますが、階段しかないので、車では絶対に通れないのはもちろんのこと、自転車・足腰の悪いお年寄り・ベビーカーも渡ることができません。
徒歩で南武線方面へ行き、NEC横の向河原駅からJR・東急武蔵小杉駅へ迂回できる細〜い通路もありますが、御幸踏切を渡るルートよりもプラス15分かかります。アホらしいです。
まさに、日常的に30分前行動が可能な(そんな人いる?)心優しき者だけがノンストレスで住める魔界なのです。
大手不動産会社も、この開かずの踏切については悪意を持って「教えてくれない」ので、物件探しの際は、くれぐれも意図せず魔界に足を踏み入れることが無いよう、気をつけてください。
『NEC経済圏』:向河原駅周辺
南武線の向河原駅周辺は、NECの社員が落とすお金によって成り立っている、独特の「NEC経済圏」です。
サラリーマンのお財布に優しいランチをやっている店が多いので、「独身だけど武蔵小杉はアクセスが良いから住みたい」と思っている方にはお勧めしたいエリア。夜は飲めます。
東急武蔵小杉駅から少し遠いこともあり(JR武蔵小杉までは徒歩5〜10分、東急武蔵小杉駅まではプラス10分)、手頃な賃貸物件が多いです。
週末は徒歩10分程度で多摩川まで出られるので、開放感を感じながら散歩・ランニングもできます。
ただし、地名を見ていただいてお察しの通り、多摩川が氾濫したら水没します。この辺りで物件をお探しの際は、ハザードマップをよく見ておきましょう。
まとめ:まずは賃貸で住んでみよう!
いかがでしたでしょうか。我ながら、武蔵小杉の周辺について、かなり上手いこと解説していると思います…。(自画自賛)
なぜ今回、このようなブログを書いたかというと、ネタ半分でもありつつ、私自身、武蔵小杉へ引っ越す際にこういう情報が欲しかったな〜と思ったからです。
かなり辛口で書いていますが、こういうのは不動産屋からは絶対に教えてもらえない情報ですし、きっと誰かの役に立つと思って書きました。
とはいえ100点満点の人間がいないのと同じで、住環境も、100点満点の場所を見つけるのは不可能だと思っています。
住むにあたって譲れないポイント、許容できるポイントは人それぞれ。なので「とりあえず、賃貸で住んでみて、武蔵小杉を知ってみる」のが1番良いと思います。
武蔵小杉は人で溢れてるけれど、とっても便利な街ですよ!
それでは、また。
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